【潜入!】まいぷれ江南・犬山・岩倉・大口・扶桑 編集部が行く!

「江南の秋の風物詩」として定着した江南市民花火大会。今年は江南市政70周年の記念大会となり、さらにパワーアップしての開催を予定。
一方、その開催の裏側では地元の有志たちによるこの花火大会と市民に楽しんで欲しいという熱い思いが原動力となった膨大な労力と時間が、この花火大会を実現へと導いてくれている。
今回、まいぷれ編集部は通常なかなか知ることのない花火大会の開催の裏側に潜入・取材し、地元の有志たちの開催までの準備の過程を紹介させていただく機会を得たので、ぜひ一人でも多くの方にこの記事を読んで、開催の裏側について知っていただきたい。

行政(市長、市役所、消防、警察)を含め様々な関係各所が関わっていて、実行委員会は明確に役割分担がされていて多くの方が花火大会を支えているのがひと目でわかる
ボランティアながら熱い思いの有志たちが集結
取材は大会実行委員会の会長である安井浩一さんと同じく大会実行委員会のメンバーで企画部会長の北畑祐二さんのお二人にお話を聞くことができた。
安井さんはHome&nicoホールでお馴染みの安井建設株式会社、北畑さんは街の便利な文房具屋さんハマヤのいずれも代表をされている。
実行委員会は今年の4月頃動き始め、昨年より以前から実行委員会に参加したメンバーを中心に約90名が集結。いずれも江南市商工会議所 青年部や青年会議所の現メンバーおよびOBが中心となっており、いわゆる江南市内の様々な企業の経営者たちがボランティアで参加している。
普段、会社では会社の陣頭指揮を執っている経営者たちが上下関係なく、それぞれ決まった役割を責任を持って全うしていく。
なぜ?ボランティアなのにそこまでできるのか。自社の業務がありながら当初は月に1回の打ち合わせが開催間近になると回数が増えても皆自主的に参加するという。
安井会長、北畑部会長は口を揃えて花火大会をもっと良いものにしたい、市民に喜んでもらいたい、という有志たちの熱い思いで一致団結感が自慢という。

大会実行委員会の様子(中央は安井会長)

設営を行う有志たち(オレンジのスタッフジャンパーが目印)
必要なピースはプロのチカラを取り入れ、実行委員会自身もアップデート
有志たちの中には各分野での専門家がいるという。花火会場の設営に長けたもの、看板を作るもの等。しかしながら花火大会の核となる花火の専門家はプロのチカラを取り入れる必要がある。実は花火の会社はかの安室奈美恵が引退した翌日に開催された花火大会を行った岐阜県大垣市の花火会社「高木煙火㈱」さんに以前から依頼しているそう。ただ、専門外だからと言ってプロまかせにすることなく、実際に大垣市の高木煙火さんを企画部のスタッフたちが訪問し、綿密に打ち合わせを行い、花火の内容を決めているという。花火の内容にまでこだわる、実行委員会の熱い思いがここにも現れている。
そして花火を開催する上でとても大切なのが警備誘導。事故が起こってしまえば来年以降の開催が危ぶまれる可能性も出てくる。このクラスの花火大会となると会場だけでなく、周辺の交通警備も重要。当日は200名もの警備が必要となる。警備には資格も必要となるため、警備会社へ依頼するも、こちらも警備会社、江南警察との綿密な打ち合わせを重ね、万全の体制を整えるべく、安全対策部会が準備に余念がない。
毎年開催されているので、昨年ベースで全体の基礎計画はあるとはいえ、昨年開催した際の気づきや反省を実行委員会の各部がアップデートしていくことで、リスクを減らし、より魅力のある花火大会へとパワーアップさせていこうとしているのが感じ取れる。

岐阜県大垣市の花火会社「高木煙火㈱」との打ち合わせで訪れた企画部会

普段見ることのない花火の仕掛け
花火大会をパワーアップさせるためにクラウドファンディングを活用し、資金調達に成功
開催費用は江南市が負担するとはいえ、安全に、かつインパクトある花火大会として成功させるためには実行委員会自身が資金調達することが大事と考え、一昨年よりクラウドファンディングを利用し、資金調達に今年も成功している。(目標額は¥1,000,000-)
寄付者には一定額以上の寄付で有料席を用意することで賛同者を募り、また駐車場を有料することでも資金を集め、集まった資金は花火大会のパワーアップに充当している。
行政頼りにせず、あくまで自分たちの知恵と労力をフル活用している姿勢に本当に頭が下がる。

クラウドファンディングは目標達成!まだ支援は募集中!
実行委員会が語る今回の花火大会の見どころは?
江南市の花火大会の名物として定着した音楽花火。今年もメッセージとともにリクエスト曲を公募。音楽花火自体は珍しくはないが、江南の音楽花火は一味違うという。
企画部会長の北畑さんはリクエストされた曲を数十回と聞き、綿密に打ち上げのタイミングを決めているとのことなので、当日はどこまで花火が音楽とリンクしているのか、意識して見ていただくとその苦労が垣間見えるので、これまでと花火の見方が変わるはず。

メッセージをそえて公募されたリクエスト曲に綿密にタイミングを合わせる音楽花火は見もの
昨年の模様はYouTubeで
最後に実行委員会からのお願い
最後にお二人に当日花火大会へお越しいただく皆さんへのお願いを聞いてみた。「周辺道路は渋滞が予想されるため、当日はバスも増便しているので、公共交通機関を使っていただきたい。さらに今回もゴミ袋の持参を呼びかけていて、半径1mのゴミは各家庭まで持ち帰っていただきたい。」とのことなので、ぜひ周辺住民からのクレームが出ないよう、花火を観覧いただく皆様にも実行委員会約90名の有志たちの熱い思いを汲み取っていただき、ぜひ協力をお願いしたい。
また、前日と当日、有志たちが奔走する模様を取材し、開催後、その様子をレポートすることで、華やかな花火大会が有志たちの熱い思いとたくさんの苦労と努力で成り立っていることを一人でも多くの方に知っていただき、花火大会の感動がさらに高まることを願う。
記事:まいぷれ江南 編集長 尾花英隆
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。