リーダーズ・リレートーク【江南市・犬山市・岩倉市・大口町・扶桑町】
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アピタ江南西店からもほど近い場所に工場を構える「滝工芸」。昭和40年に個人事業として産声を上げ、約60年にわたり江南の地でモノづくりを続けてきました。「うちは『看板』と掲げているけれど、今はほとんど看板をやっていないんだよね」と悪戯っぽく笑う二代目・滝富夫氏。その言葉の裏には、時代の変化に合わせ、高いクオリティを求められるディスプレイ業界で生き抜いてきた自負と、職人としての圧倒的なプライドがありました。

アピタ江南西店すぐの倉庫

この看板が目印

エイの造作が象徴
ーー滝工芸さんの歴史は、お父様の代から始まったのですね。
はい、親父が昭和40年6月に個人で看板屋を始めたのが最初です。その後、昭和48年4月に法人化しました。親父の時代はまさに「ザ・看板屋」でね。コカ・コーラの看板をはじめ、街中のあらゆる看板をバリバリと作って会社を大きくしてきました。
私が会社を継いだのは平成17年頃です。私が入った時期には、親父の繋がりから少しずつ仕事の内容が変わっていきました。かつては三越さんのウィンドウ装飾や、アピタさんの前身である「生活倉庫」のディスプレイなども下請けとして手掛け、景気が良い時代は「今月の設営が終わったら、すぐ次の図面が来る」というような、寝る間もないほど忙しくもエキサイティングな時代を過ごしてきました。
ーー現在の事業のメインは、どのようなお仕事なのでしょうか?
今は高島屋さんの案件を中心に、大阪や東京、横浜などの展示会場や百貨店でのイベントブースの設営・撤去が売上のほぼ100%を占めています。 大手アパレルブランドの1週間限定のポップアップストアやフィッティングルーム、展示会の特設ブースなど、木工造作で壁や什器を作り、インクジェットの出力シートを綺麗に貼り込んで現場で組み上げる仕事です。
「1週間設営に行ったら、次の週にはまた撤去に行く」というサイクルで、毎週どこかの現場に走っています。元請け会社から絶大な信頼をいただき、名古屋だけでなく全国の現場を任されています。一般の看板は年に数回、ご相談があった時に対応するくらいで、今の私たちは「空間の装飾職人」という方がしっくりくるかもしれません。
ーーお仕事をする上で、滝社長が最も大切にされていることは何ですか?
とにかく「綺麗な仕事をモットーにする」ということです。インクジェットシートを貼るにしても、ポツリと小さなゴミが一つ入っただけで、私は気に入らない(笑)。 「文句を言われることなく、完璧なものを提供して過ごしたい」というのが私のポリシーです。展示会や百貨店の催事は、一般のお客様以上に、ブランドの担当者やデザイナーの「プロの目」が入ります。ごまかしが一切利かない世界だからこそ、仕上げのクオリティには徹底的にこだわっています。
創業から約60年、どんな波があっても会社を続けてこられたのは、頼まれた仕事には100%の力で応え、絶対に穴を開けなかったという信頼の積み重ね。今でも「いつ切られるか分からない」という良い意味での危機感を常に持ちながら、一つひとつの現場に真剣に向き合っています。
ーー現在は、息子さんも一緒に現場に出られているそうですね。
ええ、いま25歳になる息子が3年ほど前に入社しまして、すでに1つの現場を完全に任せられるまでに育ってきています。現在は、私と息子、そしてもう1人の職人を合わせた男3人で現場を回しています。火曜日に百貨店の入れ替えが重なると、息子が大阪、私が横浜の展示会へ、といった形で二手に分かれて全国を飛び回る日々です。
だからこそ、今は新しい仲間、特に20代~30代の「若い力」を求めています。うちの仕事は夜勤もあったり不規則ですが、図面をもとに「自分の手でカタチを作ること(木工造作)」が好きな子なら、間違いなくやりがいを感じられるはずです。 息子がこの先、会社を続けていくためにも、一緒に汗を流せる若い感性を持った子にぜひ来てほしいですね。


ーー最後に、これから起業を目指す方へのメッセージをお願いします。
私自身は二代目として親父の跡を継ぎましたが、周りで新しく起業していく人たちを見ていると、やっぱり「最初から強い想いを持って独立する子」は何も言うことがないくらい強い。 これから起業するなら、とにかく「自分の芯をしっかり持つ」こと。そして、それを曲げずにチャレンジし続けてほしいです。本気でブレずにやっていれば、最初は大変でも、必ず周りが面白がって応援してくれるようになります。人生は一度きりですから、やりたい夢があるなら、恐れずに飛び込んでみてほしいですね。
インタビューの最後、滝社長にお願いして、実際にインクジェットシートをパネルに貼り付ける作業中の姿を撮影させていただきました。 空気が一瞬で張り詰め、迷いのない手つきでシートが美しく吸い付いていく様子は、まさに「職人の技」そのもの。 「派手な宣伝はしていない」と言いながらも、全国の第一線から声がかかり続ける理由が、その真剣な眼差しにすべて凝縮されていました。
看板製作・修理
どんな小さな看板でも1枚から製作いたします。看板のデザインもお任せください。
お客様のご要望に沿ったデザインをご提案させていただきます。新しくお店を開かれる方はもちろん、破損した看板の修理なども承っております。お気軽にご相談ください。
ウィンドウディスプレイ・室内装飾
ウィンドウディスプレイの設営から、ポップの製作や各種イベントの設営などをお手伝いいたします。什器などの製作も承っております。
レーザー加工
加工範囲 1800mm×3000mm 20mm厚までのアクリル、ベニヤ板などをカットいたします。 材料の持ち込みも可能です。
NCカット加工
加工範囲 1220mm×2440mm までのアルミ複合板、カルプをカット加工いたします。
インクジェット出力
出力看板のみにとどまらず、パネル製作やポスターなどの大判印刷も可能です。
お気軽にお問い合わせください。
取材:まいぷれ江南 編集長 尾花英隆

看板施工事例

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店舗内装飾

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展示会造作

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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【リーダーズ・リレートーク Vol.4】 看板から「空間」へ。創業60年、華やかな舞台の裏側を支える職人魂。 株式会社滝工芸 滝富夫氏

【リーダーズ・リレートーク Vol.3】「信頼を、カタチに。」地域に根ざし、笑顔の連鎖を創る。 株式会社耕和住宅 代表取締役 伊藤 誠二氏

【リーダーズリレートーク Vol.2】 「家を直す」のは、その先の「人生」を守るため。 株式会社マナベース 代表取締役 菱川 学氏