【潜入!】まいぷれ江南・犬山・岩倉・大口・扶桑 編集部が行く!
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江南の秋の風物詩として地域に親しまれている「江南市民花火大会」。 夜空を彩る大輪の花火と、身体に響く迫力の音楽――。その華やかなステージの裏側には、並々ならぬ情熱と細部へのこだわり、そして過酷なプレッシャーの中で大会を支える熱い志を持った人々の姿がありました。
今回は、大会の演出や運営を一手に担う企画部会の北畑部長と、企画演出担当の森氏にインタビュー。全国的にも類を見ない「真(シン)の音楽花火」の凄さや今年の見どころ、そして影で支えるスタッフたちの苦労や強い想いについてたっぷりとお話を伺いました!
「まいぷれ江南市」では、昨年の「江南市制70周年記念 江南市民花火大会2024」でも裏側に密着取材を行いました。大会の歴史や熱いこだわりがよくわかる過去記事もぜひご覧ください!
Vol.2「江南市制70周年記念 江南市民花火大会2024」開催の裏側に潜入!(準備編)
【ダイジェスト】
市制70周年という節目の大会に向け、地域の有志たちが手探りで準備を進める舞台裏に密着。ゼロからの会場設営や測量作業、地域住民やボランティアスタッフが一体となって花火大会を作り上げていく熱い想いと膨大な労力が描かれています。
Vol.5「江南市制70周年記念 江南市民花火大会2024」開催の裏側に潜入!(本番編)
【ダイジェスト】
緊張感に包まれる大会当日の本部・PAテント裏に潜入!0.1秒の狂いも許されない現場での指示出しや、ONE OK ROCKの楽曲と完全シンクロした圧巻の演出、そして翌朝のボランティア清掃まで、大成功を収めた本番のリアルなドラマをお届けしています。
華やかな花火大会を陰で支えている花火大会実行委員会のメンバーは、江南青年会議所(JC)の現役メンバーやOBが中心となって構成されています。
彼らは決してプロのイベント業者ではなく、普段はそれぞれ本業を持つ「まちの事業者」や「地域の一員」。日々の仕事や家庭の忙しさとやりくりしながら、全員がボランティアとして膨大な時間と労力を惜しみなく捧げ、「江南のまちを元気にしたい」「子どもたちに最高の思い出を届けたい」という一心で、何か月も前から準備を進めています。

実行委員会内の数ある部署の中でも、特に大きな重圧と戦っているのが「安全部会(警備・誘導担当)」です。
近年、全国的にも花火大会や大規模イベントでの安全管理は厳格化しています。万が一にも会場や周辺道路で大きな事故が発生してしまえば、大会の中止はもちろん、「一度途絶えれば、二度とこの花火大会を開催できなくなる」というあまりにも重大なリスクと背中合わせです。
そのため安全部会では、警察や関係機関との協議を重ね、膨大な誘導計画を策定。当日は現場の最前線で来場者の安全確保と規制退場の誘導にあたっています。「絶対に事故を出さない」という巨大なプレッシャーを実行委員一人ひとりが背負いながら、暗闇のなかで来場者の安全を守り続けています。
世の中にある多くの「音楽花火」は、流れている音楽に合わせてなんとなく花火を打ち上げたり、花火会社に曲を渡してプログラミングをお任せするのが一般的です。
しかし、江南市民花火大会が追い求める演出はまったく異なります。それこそが、音・光・花火が完全にひとつになる「真(シン)の音楽花火」です。
企画演出を担当する森氏自らが曲を細かく分解し、ドラムのアタック音やシンバルの鳴る瞬間、ワンフレーズの展開に合わせて「どのタイミングで、どの高さに、どの花火やレーザーを出すか」を秒単位・コマ単位で指定した緻密な指示書(プログラム)を作成しています。
この徹底したこだわりは、過去の大会でも来場者に大きな衝撃を与えてきました。一昨年の周年記念で演出されたONE OK ROCKの楽曲では、映画のテーマ曲と見事に合致した大迫力の打ち上げが話題を呼び、SNSや口コミでも「鳥肌が立った」「市レベルの花火大会とは思えないクオリティ」と絶賛の声が相次ぎました。
ここまで妥協のない演出を追求する背景には、歴史的な理由とスタッフの熱い誇りがあります。
打ち上げ発数で言えば約2,000発と、決して超大型の花火大会ではありません。何十年も前には「球数が少なくてしょぼい」と言われたこともありました。しかし、その悔しさをバネに「球数が少なくても、音楽と完璧にシンクロさせればどこにも負けない最高レベルの花火が見せられる」と立ち上がったのが始まりでした。
秋開催という全国的にも珍しいタイミングもあり、早い時期から音楽花火の可能性を追求してきた江南市民花火大会。長年のノウハウと熱意が結実した究極のエンターテインメントなのです。
演出の核となる選曲作業は、毎年苦労の連続です。 「SNSで流行っている曲は一瞬のフレーズしか知られていない」「幅広い世代が知っている曲でなければ一体感が出ない」など、試行錯誤を重ねながらセットリストを組み立てます。
今年は特にオープニングとラスト(オーラス)の構成に強い情熱が注がれており、イントロから一気に世界観へ引き込む工夫が凝らされています。
音楽と花火のシンクロはもちろんですが、大会全体の空気感を作り上げているのが長年MCを務めているアナウンサー(司会者)の存在です。
大会で読まれる協賛メッセージなどは、そのまま読むと長文になってしまうものも多く、企画部会で意味や想いがしっかり伝わるようにギュッと凝縮して台本を作成しています。しかし、実際の現場ではそれ以上にMCの臨機応変なアドリブや絶妙なトークの繋ぎが光ります。
長年の阿吽(あうん)の呼吸があるからこそ、打ち上げの合間の時間さえも来場者を飽きさせない、一体感のあるアナウンスが実現しています。
近年は花火の原材料費が17%近く高騰しており、限られた予算の中でのやりくりが求められています。しかし、「観てくれる人にガッカリさせたくない」という想いから、花火師と何度もシミュレーションを重ね、見応えを極限まで引き上げる構成を練り上げました。
今年は通常の花火打ち上げにとどまらず、新たな演出を取り入れた特別な空中パフォーマンスを計画しています。
さらに、花火がすべて打ち上がった後の規制退場時にも、最後まで会場に残っていた人だけが体感できる“驚きのサプライズ仕掛け”を用意! 花火が終わったからとすぐに帰ってしまうのは非常にもったいない仕掛けになっていますので、ぜひ余韻に浸りながら最後まで会場でお楽しみください。
会場となる芝生広場には、音の遅延やズレを無くすために厳密に計算・角度調整された最新の大型スピーカーが設置されます。
「音楽と一緒に体感してこそ、この花火の本当の凄さがわかる」という言葉通り、芝生広場の観覧エリアで全身に音を浴びながら見上げる花火は格別です。
花火大会の前日、実行委員やスタッフは朝早くから現地に入り、まっさらな芝生広場に一から有料観覧席を作り上げていきます。 「買ったお客様が公平に楽しめるように」と、10cm単位のズレも許さずに細かく測量し、杭を打ち、区画をロープで仕切る作業は途方もない労力を要します。
当日や大会翌朝のクリーンアップ(清掃活動)には、地元の北部中学校の生徒さんたちをはじめ、100名を超えるボランティアや地域の方々が参加しています。
きれいな会場で来場者を迎え、翌朝には元通りの美しい河川敷に戻す――。この一大イベントは、地域全体の温かい支えがあってこそ成り立っています。
江南市民花火大会がこれからも未来へ続いていくために、当日花火を見に行かれる皆さまへ心からのお願いがあります。
事故を防止し、大会を無事に成功させるために、実行委員会のメンバーや警察・警備スタッフが命がけのプレッシャーの中で安全誘導を行っています。混雑時や規制退場時の指示には必ず従い、スムーズな行動をお願いいたします。
毎年の課題となっているのが、過剰な場所取りや、石を置いての敷地確保です。準備段階から草刈りや測量を行っているスタッフ、そして他の来場者の迷惑にならないよう、お互いに譲り合いの心を持って鑑賞してください。
ボランティアで尽力する実行委員一人ひとりの苦労と情熱を無駄にせず、来年も再来年もこのすばらしい花火大会を江南の地で開催し続けるために、一人ひとりのマナーとご協力をよろしくお願いいたします!



まちづくり江南市民会議では、花火大会翌日に、すいとぴあ江南周辺を清掃していただける方を募集します。
【日 時】10月25日(日曜日)午前7時~
(延期の場合は10月26日(月曜日)午前7時~)
【場 所】すいとぴあ江南芝生広場
※ 軍手などは各自でお持ちください。
※ 申し込み不要。当日直接会場へお越しください。
電話:080-4523-9356(土曜日・日曜日・祝日を除く 午前10時~午後4時)
「江南の花火を最高のものにしたい」――。その一心で、0.1秒のタイミングにまで魂を込める「真の音楽花火」への熱意と、安全な運営を影で支え続ける実行委員会・ボランティアスタッフたちの情熱。
夜空に広がる大輪の花火、緻密に計算し尽くされた音楽、名物MCの軽妙なトーク、そして当日限定の演出が織りなす感動の空間を、感謝とマナーの心を胸に、ぜひ会場の芝生広場でご体感ください!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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