地元・犬山市在住で犬山市倫理法人会会員のフルヤカツトシ監督が、犬山市内でオールロケを敢行した映画「見え見え」。2025年12月19日の劇場公開を前に、同じく犬山市倫理法人会 会員である地域情報サイト「まいぷれ江南」編集長が、監督の映画製作への情熱や、地元犬山への想い、そして倫理法人会の絆についてお話を伺いました。
✨ 20年越しの映画監督への夢
まいぷれ江南 編集長:まずは、この「見え見え」を撮ろうと思ったきっかけを教えていただけますか。
フルヤ監督: 映画自体は20代から撮りたいと思っていました。友人が16ミリフィルムで撮っていて、それを手伝ったり、出演したりする中で、映画作りがすごく面白くて楽しかったんです。いつか自分もやりたい、という想いがまずありました。30代で中編映画を撮り、次は長編を、と言い続けていたら、気づけば20年経ってしまっていましたね。
まいぷれ江南 編集長: 今のお仕事(テレビディレクター)は、映画監督という最終目標を達成するための過程として選ばれたのでしょうか。
フルヤ監督: そうですね。やっぱり何かしら映像に関わる仕事をしていこうと。最初に入った出版社では営業を2年やりましたが、自分で取ってきた仕事は取材から紙面レイアウトまで自分で担当できたので、それは楽しかったんです。でも、映画を撮るためにテレビの世界へ飛び込み、それが今回の映画制作に大きく影響しています。
まいぷれ江南 編集長: 20代の頃に撮れなかった映画が、今だからこそ完成した、という感覚でしょうか。
フルヤ監督: まさにその通りです。今回、スタッフには20代からの付き合いの仲間や、テレビの仕事を通して出会ったプロフェッショナルな方々が関わってくれました。キャストもテレビ番組で関わった方にお願いしているので、20代や30代の時では撮れなかったものが撮れていると思います。
🐶 犬山での暮らしが育んだ映画
まいぷれ江南 編集長: 監督は小牧市生まれですが、現在犬山にお住まいですね。犬山に移住されたきっかけは何だったのでしょうか?
フルヤ監督: 父が山口県出身で、小中高と山口県に住んでいた時期があったのですが、大学で小牧に戻ってきました。そして、結婚を機に名古屋に住み、子育てをする中で、「仕事が忙しく、子供の相手ができないな」と思い、田舎暮らしをしようと。近隣を探して、農業研修に行ったりしながら、今の犬山の地を見つけました。住み始めて15年になります。
まいぷれ江南 編集長: 犬山での生活で、驚いたことはありますか?
フルヤ監督: 引っ越してきた時、議員さんが数名わざわざ挨拶に来てくれたことです。名古屋では考えられないことですし、田舎に移住するのが珍しいというのもあると思いますが、「7万人規模の町ってこういう感じなんだ」と、最初はびっくりしましたね。
まいぷれ江南 編集長: 農業もされながら、思い描いていた田舎暮らしと、実際の暮らしにギャップはありましたか?
フルヤ監督: 最初の2年間はテレビの仕事を断って、他の撮影や舞台の仕事を続けていました。子どもには自然の中で遊んでほしかったんですが、ある程度大きくなったら、結局友達とゲームで遊ぶようになってしまって、「暮らした意味があったのかな」と思ったこともありました。その後に、NHK名古屋の音楽番組『Uta-Tube』に関わることになり、それが12年間続いて安定収入ができたので、また畑もやりつつ、「ぬくぬくと過ごしてきちゃった」というのもありますが、昨年3月で『Uta-Tube』のレギュラー放送が終了し、仕事がなくなるという大変さはありつつも、「映画を撮るならこのきっかけしかない」と。4月頃から本格的に動き出しました。
🎥 映画製作始動!キャスティング秘話
まいぷれ江南 編集長: そこからクランクインの10月まで、半年間でスタッフィングやキャスティングを進められたとのこと。大変だったことは何ですか?
フルヤ監督: スタッフは少数精鋭ですが、皆さん忙しく、キャストは約50人と多いのでスケジューリングが一番大変でした。撮影は予備日も使って10日間で撮りきりました。
まいぷれ江南 編集長: キャストには、元SKE48の須田亜香里さんも出演されていますね。
フルヤ監督: 須田さんとは『Uta-Tube』で関わりがありましたが、彼女はスタッフ一人ひとりを認識して、覚えてくださる方なんです。それが今の活躍にもつながっていると思います。今回、私が映画を企画している時に、たまたま須田さんとあるお芝居のロビーで再会して、「今、映画を作ろうとしているんです」と話したら、向こうから「出たいです」と言ってくださって。「ぴったりの役がありますよ」という感じで(笑)。
🗺️ オール犬山ロケへのこだわりと国際的な反響
まいぷれ江南 編集長: ロケ地選びも監督が全てされたのでしょうか。
フルヤ監督: そうですね。ある程度は頭の中にイメージがありました。最初に脚本を進めている段階では、ロケ地はまだ決めていませんでした。先にロケ地を決めてしまうと話が縮こまってしまうので。ある程度書き上がった時に、「さてどこで撮ろう」という話になって、スタッフとも話し合い、「やっぱり地元で撮るのが一番いいじゃないか」ということで、オール犬山ロケに決まりました。
まいぷれ江南 編集長: 脚本も犬山に合わせて書き換えられたのですね。具体的なロケ地はどこになりますか?
フルヤ監督: 犬山城下町や、日本モンキーパーク、名古屋経済大学の犬山キャンパス、木曽川のほとりなど、地元の方にはお馴染みの場所が多数登場します。主人公の自宅など、個人宅を借りるのが難航しましたが、近所で見つけることができました。
まいぷれ江南 編集長: この作品は、世界的な映画祭の一つ、エストニアのタリン・ブラック・ナイツ映画祭でワールドプレミア上映もされたんですよね!現地の反応はどうでしたか?
フルヤ監督: 現地の観客として見てもらったのですが、100人くらいの小さいホールで、立ち見が出るほど大盛況でした。正直、思いのほか、すごく受けていて。上映後には、「次回作を考えているか」という質問に「皆さんが望めば」と答えたら、会場が「ぜひ作れ!」と大盛り上がりでした。日本での公開前に大きな自信になりました。
💖 「見え見え」は地元の方々への感謝の結晶
まいぷれ江南 編集長: 映画「見え見え」の見どころを教えていただけますか。
フルヤ監督: 老若男女、誰でも楽しめるコメディーです。人間の視点と幽霊の視点で、同じシーンを描くといった工夫をしています。幽霊だけでなく、妖怪や熊も出てくる、バラエティ豊かなキャラクターが魅力です。
まいぷれ江南 編集長: 最後に、映画を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
フルヤ監督: 「犬山の方には、見知った風景が沢山でてくると思うので、各シーン、どこだろう?と注目してみてほしいです。ストーリーは犬山を全く知らない人でも分かるし、楽しめる作品になっているので、是非観て犬山を知って頂けたら」
🤝 倫理法人会の絆が支えた映画公開
まいぷれ江南 編集長: この映画の貸切上映会は、監督も私も会員である犬山市倫理法人会が深く関わっていますね。最後に、倫理法人会に入って良かったことをお聞かせいただけますか?
フルヤ監督: やはり、みんなが応援してくれるというか、「繋がりを大事にしてくれる集団」だという点がすごいなと思っています。ありがたいというか、まさか貸切上映までしていただき、犬山市長も来てくださるというのは、メンバーの皆さんがセッティングしてくれ、とても感謝しています。この映画が、犬山を広めるツールとして、皆さんに活用していただけることが何より嬉しいですね。
ℹ️ 映画「見え見え」INFORMATION
タイトル:映画「見え見え」
監督・脚本:フルヤカツトシ
ストーリー:幽霊が“見える”彼女・美里(大黒柚姫)と、“見え”ない彼氏・拓人(平野莉玖)。二人の恋路に妖怪狐玉藻(勇翔)が立ちはだかる。玉藻は人間への復讐を果たすため、美里の能力を奪って幽霊や妖怪の軍団を結成。陰陽師チームやフリーの霊媒師たちも入り乱れて繰り広げられる除霊系ラブコメディ。拓人の秘密の能力が美里を救う!? ふたりの恋の行方は!?
劇場公開:2025年12月19日(金)〜2026年1月1日(水)
上映劇場:ミッドランドスクエアシネマ2/ミッドランドシネマ名古屋空港
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🌟 本作は世界的な映画祭の一つ、エストニアの「タリン・ブラック・ナイツ映画祭」でワールドプレミア上映を果たし、現地観客から大きな反響を得ました。「見え見え」は、監督の20年越しの夢と、地元犬山への愛情、そして地域の絆が詰まった作品です。ぜひ劇場に足をお運びください!
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