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Vol.5「江南市制70周年記念 江南市民花火大会2024」開催の裏側に潜入!(本番編)

2014年10月12日(土)に開催された「江南市制70周年記念 江南市民花火大会2024」に大会委員会さんのはからいで準備編に引き続き、本番編として取材させていただいた。


前日の10月11日(金)、一部メンバーは平日にもかかわらず朝から集合し、すでに準備を開始していた。

多くのメンバーは13時に集合し、実行委員会 安井会長の挨拶に始まり、企画部、設営部、安全対策部の各班に分かれ、それぞれの準備が始まっていった。

各班、細かな打ち合わせはその場ではなく、各班のメンバーそれぞれが各自の役割を完全に理解した上で準備にとりかかっていたのが印象的だった。

準備編でご紹介した通り、実行委員会の多くは江南市の企業の経営者達。各自が本業の経営の合間をぬって限られた時間の中で綿密な事前準備、打ち合わせを行ってきたのが見て取れた。

前日の13時、主要メンバーが集結

それぞれの持場へと散っていく有志たち

ここで江南市の花火の歴史を振り返ってみる。

江南市の花火は遡ること約30年前、江南青年会議所(JC)の創立30周年を記念し、1995年8月に開催。当初は1回限りの予定だったが、継続を望む声も多く、江南JCのOBが中心となる実行委員会を立ち上げ、継続することとなった。

その後、再度江南青年会議所が主体となったり、江南商工会議所が主体となった時期もあったが、江南JCのOBが中心となった実行委員会の構成に戻り、現在に至る。


JCとは、20歳から40歳までの志の高い青年経済人によって『奉仕』『修練』『友情』という三信条のもと、『明るい豊かな社会』の実現を目指す青年団体、それが青年会議所(Junior Chamber)。

成人式あらため20歳の集いの準備・警備のフォローなども行っている。


その後、実行委員会の主要メンバーに話をうかがったが、共通していえることはメンバーの一体感と信頼。会社経営と同様、実行委員会 安井会長を筆頭に各部のメンバーは各部のリーダーに絶大なる信頼を寄せて各自が動いている。

経営者は個性の強い者が多く、統制するのが難しい印象があるが、江南市の実行委員会は全くそれに当てはまらない。

強力なリーダーシップに頼るだけでなく、各メンバーはそれぞれの役割を理解し、主体性をもって役に徹しているのも素晴らしかった。
前日の準備はすいとぴあ芝生広場の観客席を区分けするためのローピングに始まり、運営本部等のテントの設営。すでに完売した有料席の区分け、各所に設置する100枚を越える看板、張り紙などの設置。また、観客を安全に誘導するための立ち入り禁止エリアの区分け、動線のローピング等を行い、暗くなった頃を見計らい、レーザーのテスト投射などを行い、前日の準備が終了した。

大量の看板・サイン

大量の誘導用コーン

テントの設営も全て実行委員会の手で

前日に花火をセッティングしている高木煙火の担当者にも話をうかがった。

高木煙火として江南市の花火に関わったのは約20年以上前。江南市の花火と高木煙火、ともに音楽花火を特徴していることから、必然のように一緒にやることになったという。

高木煙火と言えば、安室奈美恵の引退の翌日に開催された花火を担当するなど全国的に有名な岐阜大垣市の花火会社である。

今年の見どころを聞くと、昨年の倍となった花火の量。そしてより緻密に計算、セッティングされた音楽と花火のコラボレーションだと言う。その完成度を楽しみに翌日を迎えた。

滅多に見れない花火のしかけ

迫力の音楽花火を実現する巨大なスピーカー群

開催直前の芝生広場

翌日の集合は9時。主要メンバーが集まり、昨日の残務をまた昨日同様、各部に分かれて準備を行っていった。

午後になると全メンバー約90名の有志が集まった。他にも二十歳の集いの実行委員たちもボランティアとして参加していた。

そして実行委員会 安井会長の挨拶で全体ミーティングが開始し、各部のリーダーが諸注意を伝達した後、参加していた江南市消防員からも挨拶があり、その後、再度各部の持ち場へと分かれていった。

安全対策部は総勢約200名の警備員が集合する中、安全対策上の重要なポイントについて伝達した後、最後に江南警察からも注意事項の伝達があり、その後、各自持ち場についていった。


その後、芝生広場を目指し、多くの観客が集まっていったが、安全対策部会の綿密な誘導計画と警備員達の誘導で大きなトラブルもなく花火開始を待つのみとなった。


開始直前、かけつけた澤田市長の挨拶の後、カウントダウンが始まり定刻の19時に江南市制70周年記念 江南市民花火大会2024の火ぶたが切って落とされた。


花火の模様はぜひ映像でご覧いただきたい。

55分のエキサイティングな時間を終え、花火大会は終了。実行委員会にとってはこの後の観客の誘導をいかに安全にスムースに行えるか、ここに成否がかかっているといっても過言ではない。しかしながら一気に帰路を急ぐ観客たちを安全に誘導するため、見事安全・無事に観客のブロックごとの退場を行った。


実行委員会の仕事はまだ終わらない。片付けが始まるのがこの時間から。前日から設営したものを全て撤去していき、終わったのは日付が変わる頃。

さらに翌朝、早朝に再度集合し、地域のボランティアさん、江南市立北部中学校の先生、生徒の皆さんに澤田市長も参加してのクリーンアップ活動。ここにも実行委員会のメンバーの思いがあり、芝生広場を含めて花火の会場として使用させてもらった場所は元通り以上にしてお返しする。

ゴミは毎年確実に減少傾向ですが、まだまだ心無いポイ捨てや露店付近での悪意あるゴミ放置があるという。花火の成功はこのクリーンアップまでが含まれている。

実行委員会の思いや努力をくみ取っていただき、ぜひとも江南市の花火がさらに感動を与え続けるためには当日会場で花火をご覧いただく市民の皆さんにも持ち込んだゴミを持ち帰る。ぜひ協力をお願いしたい。

退場時もスムーズに誘導が行われた。

■実行委員会 安井会長

 今年で会長として3回目の花火大会。ここまで万全の準備をメンバーとともに行ってきた。江南市の花火はなんといっても「音楽花火」。今年のヒット曲を聴きながら、ぜひ歌って踊って楽しんでいただきたい。

 

■福田統括部会長

 江南市の花火に関わって約20年。町を良くしたい。その一心で実行委員会に関わっている。花火を見に来られた市民の笑顔がご馳走であり、終わってからの達成感がモチベーションとなっている。花火を通じてマナーや道徳心、人を思いやる心も養ってもらえるのが、さらに嬉しいこと。

 

■安全対策部会 原園部会長

 花火に関わって10年以上。近隣の区長も積極的に参加する花火は誇り。

開催数ヶ月前から毎月警察や消防と打ち合わせを行い、いかに事故がないよう誘導計画を準備できるか、ここに花火の成否がかかっているので、警察や消防からの安全への要望が年々厳しくなっているが、かける労力や時間は惜しまない。

安全対策部会のメンバーは花火会場外での警備が中心となるため、花火本番は見ることができない。家族と一緒に見たことがない。

それでもここまで本気で花火大会にかけているのは、花火終了後の市民からの「ありがとう」の一言があるから。

そしてコロナがあり、みんなが下を向いていたとき、上を見上げれるように、との思いが原動力になっている。

 

■企画部会(企画演出担当)森氏

 花火に関わって20年以上。花火の演出の担当になったのは約10年前。

前任の担当がめちゃくちゃこだわる担当だったため、プレッシャーがありながら引き継ぎは本当に大変だった。7月末に一般公募での曲のリクエストを締め切り、そこから選曲を決定し、決定した曲を約45分の構成にするため、仕事中の移動の車の中でも、仕事後も何度も何度も曲を聴き、お盆明けの打ち合わせまで盆休み返上して構成を練った。

打ち上げ花火、レーザー光線、地上花火を曲のイメージ、歌詞に合わせて0,5秒の単位で花火全体を構成。メリハリがつくように曲の後半部分にピークが来るように花火の数や見せ方を調整している。

江南市の花火で音楽と花火がシンクロしているのを体感できるのは遠くから見るのではなく、ぜひ芝生広場で体感いただきたい。

 

■会場設営部会 宇佐見部会長

 花火に関わって約20年。主要メンバーとしてずっと花火大会に関わってきた。後輩たちに役割を譲っていきたいが、なかなか今は手を挙げてくれる者がいない。それでも最前線の主要メンバーとしてずっと続けられるのは、見に来た参加者だけでなく、実行委員会メンバーの花火が終わった後の笑顔が見れること。

観客は年々増えていて、設営するものも増えていてメンバーも必要になってきているため、今後もボランティアメンバーとして手を挙げていってもらいたい。

 

取材を終えて

近隣住民へ手土産を持参しての挨拶、コンビニへのポスターの掲出、段差があるところにはつまづかないようスロープを製作したり、草刈り、会場に貼り付ける注意書きのサインなどは家族と一緒になってパウチをしたり、自分たちで用意できるものは各自が自己負担で用意している。有志でここまでできるのかと本当に頭が下がる。

誤解のないよう取材を通じて伝えたいこと、花火の開催費用はたしかに江南市が負担している。しかしながらそれだけに頼らず、自分達でできることは自分たちで行い、さらにクラウドファウンディングで費用を集めて花火がパワーアップできるように工夫を凝らしている。

街のため、そして市民のため、ここまで時間と労力を捧げてくれる有志がいてくれてこその江南市花火大会であることを一人でも多くの方に知っていただきたい。

 

記事:まいぷれ江南 編集長 尾花英隆

中央:実行委員会 安井会長 / 右:会場設営部会 宇佐見部会長

福田 統括部会長

中央:安全対策部会 原園部会長 / 右:企画部会 北畑部会長

江南消防署の皆さん

江南警察との最終確認

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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